花よりもなほ

花にはなんの落ち度もないのに、この写真をじっと見ていると目が回るかもしれない。

このゴチャゴチャとした構図もさることながら、どうやら花より下にある葉っぱにピントが合っている様子。花よりもなお・・・?

目が回ったからなのか、「刃傷松の廊下」事件を引き起こした播州赤穂城主浅野内匠頭長矩の辞世の句を突然思い出した。忠臣蔵前半の山場だね。

風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん 

ただし、この句は内匠頭取調べに携わった700石の旗本、小十人頭の多門(おかど)伝八郎重共が残した『多門筆記』にしか記載されていないという。そして、多門の虚言癖もまた、当時有名なことであったらしい。

となると、この句の作者は、必然的に多門伝八郎ということになるのではないだろうか??多門は赤穂びいきの旗本であり、創作までして内匠頭の最期をより美しく飾ってやりたかったのかもしれない。

仮に虚構であったとしても、このような他を美化する嘘は許されて然るべきかと。目が回ると色々と、どうでも良いようなことを考えるものである。で、この花の名は?どうやらスイート・アリッサム、和名をニワナズナ(庭薺)と言うそうな。

2 Responses to “花よりもなほ”

  • わぁ、新しくもうひとつブログ作られたのですね。
    内容が難しいですが、知っている内容でも、少し角度を変えて見ると、知らないことばかり。。。よく、日本の歴史に関し、日本人である私より外国人のほうが日本の歴史を知っており、あぁ、テスト勉強で覚えた歴史ではなくもっと深く歴史を勉強しておくべきだったと思っていた矢先でした。メモメモ・・・

    それにしても、白い花の名前はなんと言うのでしょうね。
    今、私の家の近所に咲いているさくらんぼの花が満開で、桜吹雪が吹いています。

  • mikomai

    時々、国際交流ボランティアをすることがあるのですが、日本の歴史や文化に詳しい外国の人にお目にかかることがあります。しかも、その知識たるや半端じゃなくて、多方面にわたって詳しいことに驚かされます。

    この花について説明しているサイトを発見したのですが、何処のサイトだったか忘れたので依然名前がわかりません。わかり次第、追記しておきますね。